HYPER SBIのユーザー アカウント制御の警告を停止する
SBI証券の取引ツール「HYPER SBI」を起動する度にWindowsの「ユーザー アカウント制御」の警告画面が出てしまうのが毎日の小さなストレスでした。
ユーザーアカウント制御全体を無効にすると警告は出ませんが、セキュリティが低下してしまうので困ります。
試行錯誤の結果、タスクスケジューラを利用して何とか、HYPER SBIのみ警告を停止する事ができたので方法をシェアします。
HYPER SBIのインストールフォルダを開く
僕の環境だとC:\Program Files (x86)\SBI SECURITIES\HyperSbi
となっていました。このフォルダが存在しない場合は「x86」の無い「Program Files」フォルダだと思われます。
フォルダ内の「ETHtsMain.exe」が起動ファイルです。このファイルのショートカットを作成します。
アイコンを「右クリック」→「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」を実行します。
作成したショートカットの「プロパティ」を開き「リンク先」をコピーします。"C:\Program Files (x86)\SBI SECURITIES\HyperSbi\ETHtsMain.exe"
リンク先はこのようになります。
タスクスケジューラを起動して新しいタスクを作成する
・「全般」→「名前」を「HyperSbiNoUac」とします。
・「全般」→「最上位の特権で実行する」をチェックします。
・「操作」→「新規」で「プログラムの開始」を選択し、プログラム部分に先程のリンク先をペーストするか、参照ボタンで「ETHtsMain.exe」を選択します。
・「OK」を押してタスクを保存します。
ショートカットのリンク先を変更する
先程デスクトップに作成したショートカット「ETHtsMain.exe」を右クリックで「プロパティ」を開き「リンク先」を以下の内容に変更します。C:\Windows\System32\schtasks.exe /run /tn HyperSbiNoUac
ショートカットを実行すると、タスクスケジューラ経由の「最上位の特権」で「ETHtsMain.exe」を開くことになり、ユーザーアカウント制御の警告を停止出来るという仕組みです。
ショートカットのアイコンを変更する
リンク先を変更するとショートカットのアイコンが初期化されるので、HYPER SBIのアイコンを選択し直します。
アイコンファイルは以下の場所にあります
C:\Program Files (x86)\SBI SECURITIES\HyperSbi\Image\ShortCut.ico
これで何年もイライラしてきた小さなストレスが無くなりました。楽天証券のマーケットスピードや、auカブコム証券のkabuステーションでは、このような警告は一切出ないので、HYPER SBIの作り方が古めかしくヤバいというだけなのですけどね…。
(追記) 2024-09-12
「HYPER SBI 2」は
・インストールフォルダ
「C:\Program Files (x86)\SBI SECURITIES\HYPERSBI2\HYPERSBI2.exe
」
・アイコンファイル
「C:\Program Files (x86)\SBI SECURITIES\HYPERSBI2\app.ico
」
に変更になっていました。しかし相変わらず警告でるのなんなの…。