DIYでいろんな種類の内窓を取り付けてみたまとめ

「最近早朝の騒音がひどい」という理由で内窓をDIYで取り付けてみました。1箇所試しに取り付けてみたところ「これは良い」その後ほとんどの窓をDIYで取り付けたので感想をシェアします。


「プラマード U」引き違い窓4mm型板ガラス
「プラマード U」引き違い窓4mm型板ガラス

型板ガラスを選ぶと当然ながら外が見えなくなるけど、レースカーテンを閉めなくても良いのは楽だ。光さえ通せばすべての窓は型板ガラスで良い気がしてきた。

ずばり内窓のここがすごい

物理的に窓が二重になることで防音効果はすごいです。重低音などには効果薄いかもしれませんが、ノイズ的な騒音はかなり低減されます。雨の音、鳥の鳴き声、人間の声などはほとんど聞こえなくなりました。


「プラマード U」内開き窓4mm型板ガラス
「プラマード U」内開き窓4mm型板ガラス

小さい内開き窓を取り付けるのが一番大変でした。ネジ止めするスペースが狭すぎてうまく電動ドライバーが使えなかったからです。内開き窓を締めたときの密閉感は最高です。

内窓の四季の快適性について

内窓をつける前は勘違いしていました。室内がいつでも快適になると。実際には内窓を付けることによって室内の保温効果は上がるのが事実です。

夏:1日中外は暑い・部屋はクーラーを付けて涼しい:快適
冬:1日中外は寒い・部屋は暖房を切っても温かい:すごく快適
春・秋:夜に外が涼しくなっても室内の温度が下がらずに暑い…。

特に冬場は内窓の効果をすごく感じます。エアコンなしで外気温0℃なのに室温20℃とかあります。夏場はエアコンの効きが良くなっているのは感じます。

春秋は微妙で夜になって外気温が下がっても室温は一定で涼しく過ごせません。これは内窓を閉めっぱなしにしている自分の環境が原因なので当然内窓を開けたら解決します。


「プラマード U」引き違い窓5mm透明単板ガラス
「プラマード U」引き違い窓5mm透明単板ガラス

透明ガラスなので外は見えますが、そもそも中から外が見える(外から中も見える)必要はあまり無い気がします(庭に面した窓とか以外は)

簡易内窓の使い所

YKK APの簡易内窓「エコ内窓 Lite U」と通常内窓の「プラマード U」を両方付けてみましたが、見た目以上に性能も大違いです。窓を閉めた時の密閉感が全く違います。窓の厚みの問題以外の理由であれば「プラマード U」を選んだほうが無難です。


「エコ内窓 Lite U」引き違い窓3mm透明単板ガラス
「エコ内窓 Lite U」引き違い窓3mm透明単板ガラス

内窓を付けると天井付けブラインドーが入らなくなるので「エコ内窓 Lite U」を選んだ窓。3mmガラスの頼りのなさを実感しました。

「エコ内窓 Lite U」引き違い窓4mm型板ガラス
「エコ内窓 Lite U」引き違い窓4mm型板ガラス

内窓を付けると転落防止用の手すりが入らなくなるので「エコ内窓 Lite U」を選んだ窓です。この二箇所のLite Uは、窓を閉めてもガタガタするので隙間埋めシールを貼ってます。それが「プラマード U」との値段の違いです

ガラスの種類の選び方

ガラスの種類は「単板ガラス」を選んでいます。既存の窓ガラスはすべて「複層ガラス」です。

ガラスの種類を調べている時に「内窓で防音効果を狙うなら違う種類のガラスと厚みを選んだ方が周波数特性の違いで防音効果が上がると」言う記事を見かけて、なるほどなぁ~と思ったからです。

また「複層ガラス」だと重たすぎて1人でDIYは厳しいかも?

逆に保温効果を狙うなら内窓も複層ガラス、既存の窓ガラスが単板ガラスなら内窓は複層ガラスを選べば良いと思います。


ガラスの厚みの選び方

初めに3mmの透明単板ガラスを選びましたが、明らかにペラペラで割れそうで頼りない感じでした。次からは「4mm(不透明)型板ガラス・5mm透明単板ガラス」から選んでいます。

多少高くはなりますが、3mmガラスは選ばないほうがよいです。


DIYで内窓を取り付ける難易度

DIYで内窓を取り付ける難易度

内窓の取り付けは簡単です。プラスチックのレールを数か所ネジ止めしてガラスをはめ込むだけです。必須の道具は電動ドライバー(ドリル)とメジャーです。

一番難しいのは窓枠のサイズの測り方です。サイズを間違えても返品出来ません。最初の内窓を注文するときには既存の窓ガラスの型番をメーカーのホームページで検索してサイズを最終確認しました。

あまり注文サイズが実測ピッタリだとレールをはめ込むとたわんでしまったので後の注文では「実測より1mm小さいサイズ」で注文しました(ただし小型の内開き窓用は除く)

下穴を開けるか開けないか

初期の作業では下穴を開けていましたが、面倒になって後の作業では下穴無しで作業しました。しかし何箇所かセンターがずれて修正が大変だったので「下穴用ドリルビット」等で縦方向のレールは下穴を開けたほうが確実です。


内窓を一人で運べるのか

自分が一人DIYで取り付けた内窓の最大サイズは「H2000mm x W1650mmの5mm単板ガラス」です。

運送会社の発送通知ではこうなっていました。70Kg級です。

つまり内窓1枚あたり30kg近い重量があると思われます(複層ガラスなら更に重い)また内窓のサイズは玄関ドアや室内ドアのサイズより大きいので斜めに傾けて搬入する必要があります。

内窓を一人で運べるのか

このように梱包もバカでかいので開封するスペースが車1台分くらい必要です。


内窓を一人で運べるのか

また、写真のように室内のドアより内窓の方が大きいので廊下に転回するスペースが無いと厳しいです。

1階は一人で搬入設置できましたが、さすがに2階の階段を登るのは無理だったので手伝ってもらいました。ガラスを割らないように慎重に運ばないといけないので基本的に2人で作業した方が良いでしょう。


内窓はどこで買う?

内窓は補助金で半額工事できるらしいです。ただ工務店の内窓価格+工賃が半額になっても、ネット通販で買ってDIYした方が安くあがるらしいです。

自分は楽天市場の「リフォームおたすけDIY楽天市場店」で全て購入しました。


まとめ

内窓を付けて間違いなく実感できるのは防音効果がすごい事です。快適かどうかは部屋の環境によって変わりますが部屋の気密性・保温効果は確実に上がっています。

自分がDIYしたのも寝室からですが、寝室を内窓化すると効果を感じやすいと思います。寝室を内窓化して気に入ったら他の部屋も内窓化しましょう!