ATOM Cam2の動画をSynologyNASに比較的安定した状態で保存する方法
ATOM Cam2にはベータ機能でNASに動画データを保存する機能がありますが、この機能が不安定でかつ動画データが1分毎に細切れになっていてまともに使えません。SynologyNASには「Surveillance Station」という監視カメラのデータを保存する機能が付属しているのでこちらを使ってみました。
ATOM Cam2の設定
「カメラの設定」→「その他」→「PCで再生」→「オンにする」を選択します。
表示された「RTSP」のリンクをコピーします。
Surveillance Stationの設定
パッケージセンターから「Surveillance Station」を追加して開きます。
「IPカメラ」を開きます。
「追加」→「手動で追加」を選びます。
カメラの追加設定
- 名前:任意の名前
- ブランド:ユーザー定義
- タイプ:ストリーミング – RTSP
- パス:先ほどコピーしたATOM Cam2のRTSPリンク
入力したら次へ進みます。
問題なく接続できたらこの画面にカメラ画像が表示されるので次へ進みます。
「クイックセットアップ」を選び次の画面で完了を押すとセットアップ終了です。
IPアドレスの固定化
ATOM Cam2はIPアドレスを固定する機能が無いので、機器の再起動でIPアドレスが変更になるとカメラ映像を受信できなくなります。これを回避するためにIPを固定化します。
ルーターの設定画面からMACアドレスを調べます。
NTTのルーターでは「DHCPv4サーバ払い出し状況」に「IPアドレス」と「MACアドレス」の記載があるので、ATOM Cam2の「RTSPのリンク」に記載の「IPアドレス」から「MACアドレス」を調べます。
NTTのルーターでは「DHCPv4サーバ設定」→「DHCP固定IPアドレス設定」に先ほど調べた「IPアドレス」と「MACアドレス」を入力して保存します。
この作業を行う事で、カメラ&ルーターの電源が落ちても同一のIPアドレスが割り振られます。
まとめ
ATOM Cam2を監視カメラとして利用するには、対応するSDカードの容量が小さいのでネットワーク経由でNASに保存するしかありませんが、カメラ標準の機能ではなくSynologyNASの機能を使うことで比較的安定してデータを保存出来るようになりました!