DIYで埋め込まれた散水栓を立水栓に変更して蛇口を増設
地面に埋め込まれた散水栓がとても使いにくいのであまり活用していませんでした。特に蛇口を回そうとフタを開けると蜘蛛の巣だらけで汚いので触りたくない…。
だからといってDIYで水道管を触るのは危険なので、いつでも元に戻せる形でオリジナルの水道設備は加工せず、ポン付け取り外し可能な立水栓DIYを行ってみました。
オリジナルの散水栓

そもそもコンクリートで固められているので、掘り起こして加工することは出来ません。
追加する立水栓

カクダイ 水栓柱 ミカゲ 70角(4,059円)
立水栓の高さは1200mmを選びました。立ったまま使うにはちょうどよい高さです。

カクダイ 水栓柱用サドルバンド ミカゲ(865円 x2)
壁にネジ止めして固定できるように同色のサドルバンドも購入しました。

このあたりの壁に固定します。

石膏ボード用のアンカーを打ち込んだ後にサドルバンドで固定しました。
散水栓蛇口と立水栓の接続方法
蛇口との接続方法は色々ありますが、耐候性があり加工がしやすい水道用の塩化ビニル管サイズ13を選びました。
立水栓と塩化ビニル管はテーパーネジなのでそのまま接続出来ますが。散水栓の蛇口は平行ネジだったので変換ジョイントが必要になりました。

カクダイ 片ナットユニオン 13×13(800円)

塩化ビニル管のジョイントと接続するとこのような感じになります。片ナットユニオンと塩化ビニル管との接続部分にはシールテープを適度に巻きます。
二口水栓蛇口の取り付け

SANEI 散水用二口横水栓(5,533円)
散水ホースリールと普通の蛇口を分けたかったので高価ですが二口水栓を選びました。

シールテープを巻いて取り付けます。

こんな感じに散水ホースリールのコネクタがカチッとはまり気持ち良いです。
立水栓本体と蛇口部分を接合する

立水栓本体と塩化ビニル管を接合して位置を決めて行きます。

角度が悪く直線的には接合出来ませんでした…。

いろんな種類のエルボとジョイントを駆使していきなり仮組み完成です(後にエルボをネジに変更)
塩化ビニル管同士はすべて接着剤で接合しても良いのですが、外すときに切断する事になるので二箇所ほどあえてネジのジョイントで接合します。

位置が確定したらジョイント部にはシールテープを巻いて固定します。シールテープは多すぎず少なすぎずと調整が難しいです。接続部から水漏れがないか確認しましょう。
この組付けから数日後に急に水が漏れ出したので何日間かはこの状態のまま様子を見たほうがよいです。
保護クッションの巻き付け
塩ビパイプの保護と凍結防止効果を期待してパイプ用保護クッションを巻き付けていきます。
巻き付けた後に水漏れを発見したら面倒なので、数日間水漏れがないことを確認した後に作業します。

適当に角度をあわせてクッションを切断します。

グルグルに巻いたらテープで固定します。

クッションを巻き付けると散水栓のフタがしまらなくなるのでフタを切断しました。

その上から非粘着テープを巻いて完成です。フタも無事に閉まりました!
まとめ

完成後の様子です。今までは蛇口を開けるのが面倒でしたが、立ったままで使えるので外水道の利用頻度があがりました。
また、元に戻そうと思えば簡単に戻せるしネジを回せば分離できるので万が一水漏れが発生しても安心です。
この立水栓DIYはここ最近の大ヒットDIYと言えるくらいコスパが良く利便性が上がったのでおすすめです!