自然給気口の室内側サイレンサーをDIYで作成

部屋を二重窓にすると給気口から入ってくる騒音がうるさい事に気付きます。以前は給気口よりも窓から入ってくる騒音の方が大きいので気にならなかっただけなのです。

給気口内に挿入するタイプのウレタンなどの消音材も試してみましたが、吸気性能が落ちすぎてトイレの換気扇が逆流状態になったので使うのをやめました。


室外側に取り付ける防音フード

市販製品では室外側に取り付けるものだと防音フードと言う商品が存在します。

室外側に取り付ける防音フード

金属筐体で内側に吸音材を貼り付けた形です。部屋が1階であればこのような製品を取り付けるのがよいと思いますが、取り付けたい場所が足場が無い2階なので取付不可でした。


室内側にDIYで木製サイレンサーを作成

一通り検索しましたが、室内側にポン付けできる給気口サイレンサーは存在しなかったので、DIYで作成する事にします。DIYなので木製が簡単です。

室内側にDIYで木製サイレンサーを作成

給気口が収まるサイズで木材を購入してきました。


とりあえず箱を作る

とりあえず箱を作る

接着剤と木ネジで四面を固定。


とりあえず箱を作る

空気の出口は直線とならないように板を入れます。


壁に取り付ける方法

これが一番の悩みどころなのですが、給気口のフィルターの交換などで定期的に給気口のカバーを開ける必要があるので、ネジ止めとかは面倒ですし、壁に大穴を開ける加工もよろしくない。

そこで、思いついたのは「木ダボ」を付けた台座を石膏ボードアンカーで壁に取り付ける方法です。これだと壁に開ける穴はアンカー用の2個ですみます。

壁に取り付ける方法

ドリルで穴あけして木工用ボンドで固めました。


壁に取り付ける方法

このように箱の上部に木ダボを取り付けて、壁側の穴に差し込む形です。

※空気用の穴が上部になっていますが、後に下部に変更しています。


壁に取り付ける方法

空気の出口が下側の方が防音効果があったので(給気口の下側が塞がっている)下側に変更した状態です。音が直線的に進まない方が防音効果はあるはずです。


壁側の穴あけ加工

壁側の穴あけ加工

給気口の上部に下地探しで裏側に柱があるか確認して穴をあけます。柱があれば穴を開けずに木ネジで直接固定すればよいです。


壁側の穴あけ加工

石膏ボードアンカーを叩き込みます。


壁側の穴あけ加工

水平器で水平も確認しましょう。余っていた木の切れ端を使ったので大きいです(もっと小さい方が良い)


壁側の穴あけ加工

給気口のカバーを付けた状態でも干渉しない位置を逆算して位置決めしています。


サイレンサーの内側の吸音処理

サイレンサーの内側の吸音処理

吸音材では無いのですが。余っていた隙間テープを貼り付けて行きます。


サイレンサーの内側の吸音処理

足りなくなったのでダイソーの隙間テープを追加して貼りまくります。


サイレンサーの内側の吸音処理

はい完成。ここまで隙間テープで埋めると吸音効果がすごそうです。


取り付けと塗装

取り付けと塗装

取り付けてみました。意外とぴったり壁にくっつきました。木目そのままでも味があって良いです。


取り付けと塗装

セリアに水性塗料が売っていたので白に塗装してみます。


取り付けと塗装

二度塗りしました。多少木目が残っているけどオシャレなので良し。


まとめ

簡単に取り外せる室内側吸気口サイレンサーが完成しました。効果はというと、かなりあります!

実験的に音楽をガンガンに流したスマホにコレを被せるとかなり音が小さくなりました。さすがに重低音は防げませんが、外からのノイズ的な音はシャットアウトできました。

また空気が流れる通路を塞いでいるわけでは無いので吸気量に問題はありませんでした。


まとめ

防音効果に満足したので二個目のサイレンサーも作成しました!