DIYでテレビを壁掛けするための露出配線の取り出し方(2)
前回の作業の続きです。
電源ケーブルの隠し方を考える
テレビの設置面の壁にコンセントがあれば、石膏ボードに穴を開けて配線を壁の中に通せますが、この部屋は横の壁面にコンセントがあり、壁の角には太い柱が通っているので壁内に配線は通せません。
延長コンセントタップと電源用のモールを使えばそれなりにきれいになりますが、コンセントの差し込み部分がどう考えてもカッコ悪いので他の方法を考えました。
コンセントプレート用の継枠でかさ上げする
コンセントをかさ上げして、かさ上げした途中の隙間からモールを差し込む方法を考えました。
コスモシリーズ プレート用継枠 1連用 WTC7171W(440円)
これならコンセントを差し込む部分も見えなくなるので良い感じです。ただこの部品は2連コンセントまでしか売ってないようで、自宅のコンセントは3連タイプだったので、横にかさあげ用のコンセントを増設する事にしました。
コンセントの増設作業
壁裏センサーで壁裏に邪魔になる柱が無いか調べて、何もなければ位置を決めて鉛筆でマークします。使うのは「未来工業のパネルボックス」です。
「キリ」で四隅に穴をあけ柱が無い事を確認します。真ん中あたりにも突き刺して確認しましょう。
「挽き廻し鋸」を使って石膏ボードに切れ目を入れていきます。最後の一片を切り取ると石膏ボードが壁の裏に落ちることがあるのでテープを貼って落下防止しておきましょう。
キレイにカットできました。壁の奥には断熱材が見えます。
パネルボックスがきっちり入ることを確認します。
隣にあるコンセントから電源をとって完成です。
プレート用継枠の取り付け
上面からケーブルを取り出すので、上部ノックアウトに穴を開けヤスリでサイズを調整します。
モールを差し込んでサイズを確認します。
露出コンセントの取り付け
テレビ壁掛けアームの根本付近にコンセントを設置します。このようなオシャレな露出ボックスが売っていたのでこれにしました。
コスモシリーズ 露出ボックス コンセント3個用 WVC7003W(590円)
モールを通す側のノックアウトを取り除きます。
壁掛け金具を取り付けている位置に柱があるのでそのままその柱にとりつけました。ただこの位置だとテレビを押し込むと邪魔になるのでそういう使い方をする方には不向きです。
全体の位置決めをしてモールを先に設置します。
電線をカットして長さを確定します。
プレート用継枠の部分はノックアウトから裏側に配線を通しコンセントに接続します。
カバーをつけるとこんな感じにキレイに収まりました。
テレビの電源ケーブルを繋げました。下にあるのはTVアンテナ用のブースター電源です。アンテナはベランダ設置なのでコンセント内のアンテナ接続は利用していません。コンセントにLAN接続端子もあるのですが見た目が悪くなるので無線Wi-Fiで妥協。
DIYで壁掛けテレビの完成
はい。このように窓ガラスあたりまでオフセットする事で、テレビ台を使っていたら実現できない位置にテレビを設置する事ができました。またテレビ台より大きいサイズのテレビを自由に設置できるのがメリットです。地震にも強くなりました、
今使っているコンセントが2連までのタイプならコンセントを増設しなくとも、かさ上げできるのでDIYも簡単だと思いますが、自分のように3連タイプの人は頑張りましょう!
(追記) 外付けHDDの取り付け
黒色の金属ステーをホムセンで購入して結束バンドで固定します。
ブラケットに挟み込んで、ステーの穴部分を結束バンドで固定します。
テレビから飛び出すこともなくコンパクトに収まりました!