アクアのエンジンオイルを上抜きで交換してみる(MXPK)
アクア(MXPK)の推奨エンジンオイルは「0W-8」という省エネに特化した特殊なエンジンオイルなので高価です。これが普通の量販店では売っていなかったりディーラーにも置いてない事があります。
以前、ディーラーでオイル交換した際、3.3Lで3300円という破格の値段だったし、オイルの種類もSPとしか書かれていなかったので専用オイルではなく汎用オイルを入れられた気がします…。
という事で自宅でも簡単に行える上抜きでエンジンオイル交換チャレンジしてみます。
必要となる工具・材料

トヨタ純正モーターオイル GLV-1 0W-8(4,900円)
特殊なオイルなので安心の純正オイルを選びました。

アストロプロダクツ オイルエキストラクター 6L OE014(5,280円)
この商品は廃番となっていますが、たまたま店頭在庫があったので購入しました。ネットの記事でこの商品を使ってアクアの上抜きエンジンオイル交換を行っている方がいたのも購入の決め手です。

アストロプロダクツ オイルジョッキ 3L(1089円)
蓋がついているので次に使うときにホコリなどが混入するのを防いでくれます。ジョッキの上部までオイルを入れると斜めに傾けた際にこぼれるので2回に分けてオイルを注入する感じのサイズ感で3Lを選びました。
※オイル注入時に邪魔だったので先端のキャップはホースから取り外して使いました。


アストロプロダクツ オイル処理ボックス 4.5L(451円)
以前ホームセンターで買った商品は、新聞紙の切れ端のような紙が敷き詰められていてあまりオイルを吸わなかったのですが、こちらはコットン繊維なのでめちゃくちゃ吸います。

エーモン オイルジョウゴ 紙製(398円)
ペーパーウエス(450円)
オイルジョウゴは無くてもよいですが、手が滑ってオイルをエンジンルームに撒き散らす悲劇を防いでくれます。またオイルでドロドロになって保管に困るので使い捨ての紙製なのは良いアイデアです。
ペーパーウエスは、レベルゲージでのオイル量確認時に使います。

アストロプロダクツ オイル交換ラベル(231円)
便利なものが売っていました。これがあるとお店でちゃんとオイル交換した感じを醸し出せます。
エンジンの暖気

エンジンオイルを温めるためにエンジンを暖気します。店頭でのオイルエキストラクター購入時に「エンジンが熱い状態で使うと破損します」と脅されたので軽めで済まします。
説明書によるとエンジンオイルの温度40℃で使用してくださいとありますが、どうやって調整すれば…。
レベルゲージと位置合わせ

まずエンジンオイルのレベルゲージをとりだして、吸引ホースと並べてマーキングしておきます。今回はマスキングテープを巻きました。

エンジンオイルの上抜きの際は、レベルゲージの長さよりも極端に奥まで入れないようにしましょう(多少はOK)アクアは大丈夫そうですが、他の車種で奥まで吸引ホースが入りすぎで抜けなくなったのを見たことがあります…。
エンジンオイルの上抜き開始

ポンプを何回か押すと無事に吸引が開始されました。

説明書によると1分で4L抜ける能力があるらしいですが、暖気が足らずに15分くらいかかりました。
タンク容量が6Lなのでアクアのマニュアル記載の
オイルのみ交換 3.3L
https://manual.toyota.jp/aqua/2211/hev/ja_JP/contents/home.php
オイルとオイルフィルター交換 3.6L
と同じくらいの3Lちょっと抜けました。アクア(MXPK)上抜き問題なしですね。
新品エンジンオイル注入

新しいエンジンオイルですが色が濃いですね。

オイルジョウゴを取り付けて

少しずつエンジンオイルを注入していきます。ジョウゴはノズルの先がぶれてオイルがこぼれるのを防いだり、先が細いのでオイルの流入量を減らして溢れを防止してくれる効果があります。
その後、エンジンをかけた後、規定の量をレベルゲージで確認して作業終了です。
まとめ
エンジンの暖気が足りなかったので時間が掛かりましたが、手軽にオイル交換出来るのでオイルフィルターの交換を伴わない作業時には上抜きで十分だと思いました。
またコストとしては、某量販店では同一のオイル 7,180円+工賃だったので、オイル 4,900円+処理ボックス450円+ジョウゴ70円+ゴミ袋50円とすると3回以上使えばオイルエキストラクターの元が取れそうな感じでした。
その後

なぜかオイル交換後にやたら燃費が伸びています。
気の所為なのか以前ディーラーで入れたオイルが安物だったのか、アクアの省燃費エンジンオイルは定期的に交換しないと燃費が悪化するのか、今後の燃費の変化を注視していきたいと思います!